TBSドラマ「小さな巨人」が自分に合わなかった4つの理由

今更ながら、4-6月期のTBSドラマ「小さな巨人」の感想を。キャストや、脚本家などから「半沢直樹」を期待して観たドラマでしたが、ツッコミどころが多くて楽しめなかった派です。どこが自分には合わなかったのか、まとめてみます。

 

キーフレーズが多くて、効果が薄れてしまっていた

「倍返しだ!」のような名セリフにまで昇華しなかったのは、多すぎたからなのではないかなと思います。

  • 敵は味方のふりをする
  • ●●の気持ちになって考えてみた
  • ●●%の覚悟
  • 所轄は足しか使えない
  • 目を見て言ってみろ

などなど、捜査の心得的なものや、対決時の威圧的フレーズ、事件のヒントなどでした。「倍返しだ」のような自分の生き方、信条を強烈に表すフレーズのほうが、心に残りやすいのではないでしょうか。

 

主人公の推理が雑で、有能な警察官という設定と矛盾してしまった

毎回、小野田一課長を犯人、黒幕のように主人公は推理しますが、ことごとく外れていました。。。結局、小野田一課長の独白で真相に近づくこと位なります。また、味方のふりをした敵にも裏切られすぎており、さすがに、この主人公が有能な設定は無理があった気がします。

 

不可解なシーンが多くて(特に対決シーン)興ざめしてしまった

たとえば、対決シーンを作るために、一課長の部屋や、理事長の部屋に行ったりしてましたが、毎回そのタイミングで関係者が全員揃うという偶然。たとえば、小野田に救われた三笠ですが、すべて訳知り顔だったのですが、どうしてその前の取り調べのときにはあんなに狼狽えたのか。など、ドラマとしての演出なのは良いと思うんですが、ぼくにとっては逆に興ざめでした。

 

登場人物の心の機微、大切にしていることが伝わってこなかった

主人公も、山田も小野田も、結局なにを大切にしていたのか。それが関係者との協働や対決を通じて、どう変化していったのか、があんまりわかりませんでした。やっぱりドラマで一番観たいのは、そういった変化とその説得力なんだな、と再認識しました。

 

役者さんはとても素晴らしく、迫力、臨場感があっただけに、もっと自分好みの脚本であったらよかったのになあと思いました。